最初は誰でも初心者、やっぱり投資、結局投資 ~江戸時代の相場師が今の相場を作った?~

投資

 なんだか日本でも株式投資をする個人が急激に増えているそうです。いろいろな情報に触れれば触れるほど、もう投資をしない人はバカなだけなんじゃないかと洗脳されてしまいます。

 みなさんはどうですか?もう始めていますか?素人は手を出すものじゃないと言われていたのは、もう昔のお話です。インデックス投資1)やETF2)というものがあり、これまでの歴史を覆すような衝撃的な変化がなければ、安定的に長期投資することができます。勝間和代さんなどが推奨されている、ドルコスト平均法3)などはまさに投資素人の受け皿になっていると思います。

 一方で、何故こんなに日本人が、貯金を妄信しているかご存じですか?なんと、太平洋戦争の戦費調達からの長い歴史がありました。郵便貯金を奨励して、徹底的に貯金は美徳であるというプロパガンダをかまされたようです。その洗脳から日本人はまだ抜け出せないなんて、カルト教団みたいですね。今日で脱会しましょう。

 少し勇気づけられるのは、株の世界では江戸時代の日本人が考案したものが現在も全世界で使用されているということです。
株式の値動きを見る際に用いられる、チャートのローソク足4)(キャンドルスティック)を作ったのは江戸時代の日本人です。もはや必要不可欠であり、これが無ければ一目でその時間の値動きを知ることは絶対にできません。また同じ人が「酒田五法」5)というテクニカル分析の手法も考案しています。江戸時代の活発な相場が頭の中で躍動してきますし、相場師のクレバーさに驚嘆します。

 一方、株式投資のド素人だった頃の私は、こんな当たり前のことを知りました。株というものは、これ欲しいから定価を払ってすぐに購入、というような普通のお買い物ではないということです。既に発行済みの数量限定の株券を、既に持っている人に対して、買いたいと注文を出して、需給が合致した価格で買える、というものだということです!説明長いですね、すいません。とにかく、なんだか不思議な世界だと思いました。若干、物々交換に近いというか、、、ずれてますかね?

 とにかく、うだうだ考えて何もしないのが一番よくないですね。はい、分かっています。成功者はいつもこう言います、走りながら考えろ!

注釈
1)インデックス投資とは、「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法。幅広い銘柄に分散投資ができ、比較的低コストであることから、最近では初心者の方にもおすすめの投資手法。
2)ETFとはインデックス投資ができる金融商品の一つでExchange Traded Fund の略。日本語では「上場投資信託」。
3)ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ長期間定期的に買い続ける手法。この手法で購入し続けた場合、自動手に、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなる。
4)ローソク足は一説によると江戸時代に出羽国の本間宗久が考案し大阪・堂島の米取引で使われた。始値・高値・安値・終値の4つの値をワンセットとし、株価などの値動きがどのように変化したか把握できる。
5)酒田五法は同じく江戸時代の相場師、本間宗久によって考案。複数のローソク足が示す組み合わせパターンを見ることで、相場の売り時・買い時を判別する手法。

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